家族がデイサービスを嫌がるときはどうする?理由別の声かけと無理なく始める方法【甲府市】
更新日:5 日前

「一度、デイサービスに行ってみない?」
親にそう話しても、「行きたくない」「自分には必要ない」と断られてしまう。
まだ利用したことがないのだから、一度だけでも見てほしい。けれど、説明するたびに嫌な顔をされ、話を切り出すこと自体がつらくなっている。
そんな悩みを抱えるご家族もいらっしゃるのではないでしょうか。
日中、一人で過ごしている親が心配。自宅での入浴の介助が難しくなってきた。仕事中も気になり、何度も電話で様子を確認している。
ご家族には、デイサービスをすすめたい理由があります。
一方で、ご本人が強く嫌がると、「本人の気持ちは大切にしたい。でも、行ってもらえないと困る」「このまま自分だけで支え続けられるだろうか」と、悩んでしまうこともあるでしょう。
ご本人の気持ちも、ご家族が困っていることも、どちらも大切にしてよいことです。
デイサービス ソレアードでは、まだご本人が利用に前向きでない段階でも、ご家族のお話を伺っています。ご本人が何を不安に感じているのか、ご家族にはどのような支援が必要なのかを、一緒に考えていきたいと思っています。
この記事では、初めてのデイサービスを嫌がる理由と声かけの例、見学や体験の進め方、施設への相談方法をご紹介します。
心配してすすめているのに断られると、ご家族もつらくなります
「家に一人でいるより安心だから」
「お風呂も手伝ってもらえるから」
「誰かと話す機会があった方がよいと思うから」
ご家族は、ご本人の生活を心配して利用をすすめています。
それなのに、「余計なお世話だ」「行かないと言っているでしょう」と返されると、悲しくなったり、腹が立ったりすることもあります。
「どうして分かってもらえないのだろう」
「こちらの大変さも、少しは分かってほしい」
そう感じることがあっても、ご本人を大切に思っていないということではありません。心配しながら生活を支えてきたからこそ、気持ちが強くなる場合もあるでしょう。
ただ、ご家族が利用してほしい理由と、ご本人が行きたくない理由は、別のところにあるかもしれません。
安心して過ごしてほしいという説明だけでは、ご本人の「知らない場所が怖い」「人に世話をされたくない」という気持ちが解消されないこともあります。
まずは、その違いを知ることが、始め方を考える手がかりになります。
初めてのデイサービスを嫌がるのには理由があります
まだ利用したことのない場所について、ご本人は、どのようなところか想像できていないかもしれません。
ご家族には安心できるサービスだと分かっていても、ご本人には「知らない人の車に乗って、知らない場所で一日過ごすこと」に感じられる場合があります。
同じ「行きたくない」という言葉でも、背景にある理由は一人ひとり異なります。最初から一つの理由に決めつけず、ご本人の言葉や表情を見ながら考えてみましょう。
知らない場所や人に囲まれることが不安
「誰がいるのだろう」「何をして過ごすのだろう」「いつ帰れるのだろう」と、分からないことが多いほど、不安も大きくなる場合があります。
特に認知症の症状がある方は、これからの予定を理解したり、覚えておいたりすることが難しい場合もあります。
「介護される場所」という印象がある
デイサービスと聞いて、「自分はまだ世話になるほどではない」と感じる方もいます。
ご家族が心配してすすめていても、ご本人には「年寄り扱いされた」「自分では何もできないと思われている」と伝わってしまう場合があります。
長年、仕事や家事を担ってきた方にとって、人の支援を受けることは、簡単に受け入れられないこともあるでしょう。
大勢で過ごすことや集団活動が苦手
にぎやかな場所や、みんなで行う活動が好きな方ばかりではありません。
静かに過ごすことを好む方には、「大勢と話さなければいけない」「同じ活動に参加しなければいけない」という想像が、負担になる場合もあります。
入浴や着替えの介助に抵抗がある
人に体を見られることへの恥ずかしさや、「自分のことは自分でしたい」という気持ちから、入浴介助を嫌がる方もいます。
ほかの人と一緒に入りたくない、浴槽をまたぐのが怖い、寒い場所で服を脱ぎたくないなど、気になることはさまざまです。
利用について話したことを覚えていない
物忘れや認知症の症状によっては、以前の説明を覚えていない場合があります。
ご家族には何度目かの話でも、ご本人にとっては初めて聞く話かもしれません。「昨日も話したでしょう」と確認されても、不安が解消するとは限りません。
体調や外出への負担が気になっている
痛みや疲れ、眠りにくさなどがあり、外出そのものを負担に感じている場合もあります。
「行きたくない」という言葉を、気持ちの問題だけで判断せず、普段の体調や移動の負担にも目を向けることが大切です。
物忘れが増え、以前の説明を覚えていないことに戸惑うご家族もいらっしゃると思います。相談を考える際は、物忘れの回数だけでなく、自宅での困りごとや、ご家族の支えがどのくらい増えているかも手がかりになります。
詳しくは、物忘れが増えたときに、デイサービスを考えるタイミングでもご紹介しています。
理由に合わせて、声のかけ方を考えてみましょう
ご家族がよいと思う理由を繰り返すより、ご本人が気にしていることに合わせて話す方が、会話を続けやすい場合があります。
以下は声かけの例です。同じ言葉がすべての方に合うわけではありません。普段の関係やご本人の反応に合わせて考える手がかりとしてご覧ください。
知らない場所が不安な方には、予定を具体的に伝えます
「これから毎週通うかどうか」と「一度、施設を見てみること」を分けて考えます。
「すぐに決めなくてもよいから、どんなところか一緒に見てみませんか」
「気になることを、スタッフの方に聞いてみませんか」
見学時間や付き添い、当日の流れは、施設と事前に確認しましょう。
「お茶を飲んだら帰る」「昼食を食べたら帰る」と伝える場合も、実際にその予定になっていることが大切です。安心してもらうための説明と、当日の予定が食い違わないようにします。
自分には必要ないと思っている方には、できないことを並べないようにします
「一人ではできないでしょう」「もう年なのだから」と伝えると、ご本人には自分の力を否定されたように感じられる場合があります。
まずは、今の暮らしをどう感じているかを聞いてみます。
「家で過ごしていて、何か大変なことはある?」
ご本人が困っていないと感じている場合は、ご家族の心配を具体的に伝えましょう。
「一人でお風呂に入っているとき、転ばないか心配なんだ」
「仕事で昼間は一緒にいられないから、その時間の過ごし方を相談したいと思っている」
食事や体操、気分転換など、ご本人が関心を持ちそうな内容を紹介する方法もあります。その際は、実際に受けられるサービスを伝え、行き先や利用の目的を隠さないようにします。
集団で過ごすことが苦手な方には、過ごし方を相談します
「友達ができるから楽しいよ」という説明が、ご本人には魅力に感じられないこともあります。
無理に交流をすすめるより、静かに過ごせる場所や、活動に参加しない時間をどう過ごせるかを施設に確認します。
ご家族がよいと思う活動と、ご本人が心地よいと感じる過ごし方は、違う場合があります。本人の好みを伝えたうえで、施設で対応できる内容を相談しましょう。
入浴に抵抗がある方には、気になることを一つずつ確認します
「入らないと困る」と責める前に、何が嫌なのかを確認します。
人に見られることなのか、浴槽に入ることなのか、介助を受けること自体なのかによって、必要な配慮は異なります。
デイサービス ソレアードでは、お一人ずつ入っていただく個別入浴を行っています。入浴の方法や支援の内容も、ご本人が気にしていることを伺いながら説明します。
ただし、個別入浴なら必ず受け入れられるわけではありません。ご本人の意思や体調を大切にしながら、対応を考えます。
説明を忘れてしまう方には、そのとき必要なことを短く伝えます
長い説明を一度にするより、今から何をするのかを分かりやすく伝えます。
写真や予定を書いたものが役立つ方もいます。一方で、早くから予定を伝えると不安が続く方もいるため、伝える時期や方法は、ご本人の反応を見ながら相談しましょう。
ご家族が何度も説明して疲れている場合も、その状況を施設やケアマネジャーへ伝えてください。
言い合いになってしまったときは、いったん話を切り上げても構いません
ご家族には、利用してもらいたい切実な事情があります。
そのため、断られると「今日は分かってもらいたい」と説明を続けたくなることもあるでしょう。
しかし、お互いの口調が強くなっているときは、話を重ねても内容が伝わりにくくなる場合があります。
「今は話したくないんだね。今日はここまでにしよう」
そう伝えて、いったん話を切り上げることもできます。
責める言葉や、できないことを並べる説明、行き先を隠して連れ出す方法は、ご本人の不安や不信感につながる場合があります。
ただ、ご家族が疲れているときに、いつも理想どおりの対応ができるとは限りません。
「デイサービスという言葉を出すと怒ってしまう」
「入浴の話になると強く断られる」
「こちらも疲れて、つい強く言ってしまった」
こうしたやり取りも、そのまま相談してください。どのような説明や始め方がよさそうかを考えるための、大切な情報になります。
最初の目標は、通うと決めてもらうことだけではありません
ご家族が利用をすすめるとき、「通うと言ってもらわなければ」と考えることがあります。
しかし、ご本人には、まだ施設について知りたいことがあるかもしれません。
まず写真を見る。ご家族が先に見学する。ご本人と一緒に施設を訪れる。スタッフと話してみる。
どのような順番なら負担が少なそうかを、相談しながら考えます。
ご本人へ説明する前に、ご家族が施設での過ごし方を知っておくことも役立ちます。デイサービス ソレアードでの食事や入浴、活動などは、1日の過ごし方をご覧ください。
ご本人が気にしていることや、参加に不安がある活動については、見学や相談の際にお聞かせください。
見学や体験の時間、付き添い、当日の流れは施設によって異なります。デイサービス ソレアードでも、ご本人の状態やご希望、対応できる内容を確認しながら、見学や一日体験の進め方をご相談します。
デイサービス ソレアードへの相談では、どのようなことを話せばよいのでしょうか
ご本人が利用に前向きでなくても、ご家族から現在の状況をお聞かせください。最初から詳しくまとめる必要はありません。
例えば、次のようなお話から相談できます。
「父にすすめても、自分には必要ないと断られます。私は仕事で日中不在なので、一人で過ごしている間が心配です」
「母のお風呂の介助が難しくなっています。本人は利用を嫌がっていますが、始め方を相談したいです」
「何度話しても言い合いになり、もうどう説明すればよいか分かりません」
デイサービス ソレアードでは、ご本人の反応だけでなく、ご家族がどの場面で困っているのかも伺いながら考えていきます。
ご家族が必要としている支援を整理します
日中の見守りなのか、入浴なのか、食事なのか。それとも、毎日の声かけや確認が負担になっているのか。
同じ「デイサービスに行ってほしい」という相談でも、必要な支援はご家庭によって違います。
仕事や休息の時間を確保したいという事情も、大切なお話です。「本人は嫌がっています。でも、私もこのままでは難しいです」という気持ちを、遠慮せずお伝えください。
ご本人に、これまでどのように話したかを伺います
どのような説明をしたのか、どんな言葉で断られたのか、誰となら落ち着いて話せるのか。
やり取りを伺うことで、ご本人が特に気にしている点や、説明するときに配慮したいことを考えやすくなります。
見学で確認したいことを一緒に考えます
入浴が不安なら、入浴の方法や介助について。集団活動が苦手なら、利用中の過ごし方について。
ご本人やご家族が気にしていることを整理し、施設でどのような支援ができるかをご説明します。
利用につなげることだけでなく、デイサービス ソレアードの環境がご本人に合っているかも確認していきたいと考えています。
担当のケアマネジャーがいる場合は、必要に応じて情報を共有しながら進めます。
「相談したら、すぐに利用を決めなければならないのでは」と心配される方もいるかもしれません。まずは現在の状況を伺い、必要な手続きや始め方を考えるところからで構いません。
介護認定やケアマネジャーへの相談を含めた手順は、デイサービスの相談から利用開始までの流れでご紹介しています。
見学や体験の前に、共有しておくとよい情報
ご本人をよく知るご家族からの情報は、施設での関わりを考えるうえで大切です。
これまでの仕事や家庭での役割
好きな食べ物、音楽、趣味
苦手な音や環境、嫌がる声かけ
普段の生活リズムや体調
入浴、食事、移動などで心配なこと
落ち着いて話せる話題や、安心できるもの
例えば、長年料理をしてきた方なら食事の話が、仕事を大切にしてきた方ならその経験が、会話のきっかけになる場合があります。
病名や介護度だけでは分からない、その方らしさをお聞かせください。
持ち物や当日の予定も事前に確認し、慌ただしく出かけることにならないよう準備します。落ち着く小物などを持参したい場合は、持ち込みが可能か施設へ確認しましょう。
見学や体験で不安が強かった場合は、一緒に振り返ります
ご家族と施設へ行ったものの、中に入ることを嫌がった。体験中に「帰りたい」と話した。帰宅後に「もう行きたくない」と言った。
初めての場所では、そうしたことが起こる場合もあります。
その反応だけで、利用が難しいと決まるわけではありません。一方で、無理に次の予定を進める必要もありません。
どの場面で不安が強くなったのか。誰とは落ち着いて話せたのか。食事や会話の中で、楽しめた時間はあったのか。
ご本人のお話と施設での様子を合わせて振り返り、説明の方法や過ごし方を検討します。
ご家族からも、帰宅後の言葉や表情、疲れの様子などをお聞かせください。施設で落ち着いて見えていても、自宅に戻ってから分かることがあります。
ご本人に合う施設かどうかも大切です
見学や体験は、ご本人を慣れさせるためだけではありません。施設の環境や支援が、その方に合っているかを確認する機会でもあります。
相談の際は、次の点を確認してみましょう。
本人の性格や生活歴を聞いてくれるか
集団活動への参加方法を相談できるか
入浴への不安や認知症の症状について話せるか
スタッフの声かけや施設の雰囲気は本人に合いそうか
見学や体験をどのように進められるか
利用中の様子を家族と共有してもらえるか
すぐに利用につながらない場合もあります。別の施設や、デイサービス以外の支援を含めて考えた方がよい場合もあります。
ご本人の希望と、ご家族が必要としている支援の両方を伝えながら、ケアマネジャーや地域包括支援センターなどと、暮らしに合う方法を探していきましょう。
よくある質問
本人が「行かない」と言っていても、家族だけで相談できますか?
はい。デイサービス ソレアードでは、ご家族から現在の状況を伺っています。
ご本人が嫌がる理由が分からなくても構いません。これまでのやり取りや、ご家族が困っていることをお聞かせください。
一度断られたら、デイサービスの利用は難しいのでしょうか?
一度断られたことだけで、利用できないと決まるわけではありません。
ご本人が気にしていることや、説明の方法、施設の環境などを確認しながら考えます。説得を続けることだけで解決しようとせず、ケアマネジャーや施設へ相談してください。
見学や体験の当日に、急に嫌がったらどうすればよいですか?
まず体調や不安の理由を確認し、施設へ連絡してください。予定を変更することも含め、その日の対応を相談しましょう。
体調が悪いときは無理をせず、必要に応じて医療機関へ相談してください。
自分が休むために、利用を相談してもよいのでしょうか?
ご家族の休息や、仕事・生活の時間を確保することも、大切な相談内容です。
ご本人に必要な支援と、ご家族が無理なく生活を続けるための支援を、合わせて考えていきます。
ご本人の気持ちも、ご家族の暮らしも大切にしたい
初めてのデイサービスを嫌がられると、ご家族は「どうしたら納得してもらえるのか」と悩みます。
心配しているからこそ何度も説明し、断られるたびに疲れてしまうこともあるでしょう。
デイサービス ソレアードでは、ご本人の不安だけでなく、ご家族の心配や疲れ、毎日の生活で困っていることにも耳を傾けていきたいと考えています。
「まだ本人は行きたがっていません」
「どう話せばよいか分かりません」
「私だけで支え続けるのは難しくなってきました」
そのような段階から、お話をお聞かせください。
ご本人を説得してから相談するのではなく、どう始められるかを一緒に考えるところから。
甲府市でデイサービスの利用について悩んでいるご家族は、デイサービス ソレアードへお気軽にご相談ください。
デイサービス ソレアード
山梨県甲府市貢川にある、定員18名の地域密着型デイサービスです。
一人ひとりの体調や性格、その日の様子に合わせた関わりを大切にし、個別入浴、手作りの昼食、健康ヨガ体操などを行っています。
デイサービスの利用についてわからないことや、物忘れ・認知症、ご家族の介護について気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
山梨県甲府市貢川2丁目8-11
TEL:055-287-7195
サービス提供時間:9:30〜16:30
定休日:土曜日・日曜日
見学・一日体験についてもお気軽にご相談ください。
